「なりたい自分になる」
これってみんな願ってることですよね。
「あんな風になりたい」「あの人のように振る舞いたい」と思う気持ちって誰でもあると思うんです。
私もいつも思っています。
12週間の海兵隊訓練の話しって聞いたことありませんか。
アメリカの海兵隊って厳しい訓練で知られますよね。現場に立ち会ったことはありませんが、よく映画やアメリカのテレビドラマで歌いながら走って訓練しているあれです。
そこに結構不良な感じの怠けた若者が入隊していくわけです。
最初はみんな訓練生です。
その訓練生を海兵隊の寄宿舎にぶち込んで、本物の海兵隊がいつも近くにいるようにするんです。
そして何も考えなくていいから、とにかく海兵隊のように振る舞え、と言うわけです。
訓練生は特に海兵隊の規律を守ろうなんて考えてなくてもいいんです。
とにかく海兵隊がやっていることを真似すればいいんです。
12週間後「訓練生は海兵隊のように歩き、海兵隊のように動き、海兵隊のように食べた。すると兵士のように考え始め、行動し、そして兵士になった。」
こんな話しです。
なりたい自分になるためには、まずなりたい人の真似をすることが凄く有効なんですね。
英語でFake it until you make it.という言葉があります。
できるようになるまで真似しなさい、という意味です。とことん真似をし続ければ、いつの間にかそれは真似ではなく、そのものになっている。つまり「なりたい自分」になっているという意味なんですね。
子供が言葉を覚えたり、弟子が師匠の技を体得する過程もまさに、このFake it until you make it.なのかもしれませんね。
でも普通の人がいきなり何にでもなれるわけではないのも事実です。
ほとんど運動もしない人が、いくら真似してもいきなりオリンピック選手になれるわけはないですよね。
その場合、なりたい人のイメージを細切れにすればいいんです。
会社でプレゼン上手の人がいて、その人のようになりたい場合、まずはプレゼンの最初のつかみの部分だけ真似してみる。
それが「自分のもの」と感じるようになったら、次は最後のまとめの部分を真似してみる。それも「自分のもの」と感じるようになったら通しで真似してみる。
これなら、時間をかければできそうですよね。
でも結果できなくたって、いいじゃなですか。
練習した分、何か得るものはあったはず。
やらなければ得られない何かを感じたはず。
だから始めよう「なりたい自分」の第一歩を!
潜在意識を活用しよう!
良いことを思い「私はそれを心の中に受け入れます」と自分自身に向かって宣言しよう。
言葉に出さなくても大丈夫。心の中で強く言うだけでもいいんです。
本当に良い考えで心を満たしたら、それは現実のものとなります。
これはジョセフ・マーフィー博士が言っている潜在意識の法則です。
潜在意識は、一旦あなたの言葉を受け入れたら、それを実現せずにはいられないという特徴があります。
「でも」とか「そうは言っても」という声が聞こえてきそうですね。
そうですよね、私たちは油断すると悪いことを考えたり、愚痴や不満を言ってしまうことってよくありますよね。
でも、そんな時は、直ぐにそれを否定して、肯定的・積極的な言葉に変えて下さい。
そして、心の中で強く強く言ってみて下さい。
その状態が現実のものと感じるまで潜在意識に話しかけてみて下さい。
やろうと思えば自分だけで、そしてどこにいても、いつでもできることです。
でも自分自身のことばが何となく信じられないとか、うまく肯定的な言葉が出てこないとか、言葉を言ってみても実現したという感覚が伴わないこともあります。
そんな時はヒプノセラピストの力を借りるのもいいでしょう。
ヒプノセラピストはあなたをリラックスした催眠状態に持って行ってくれます。
催眠状態は潜在意識に直接アクセスしやすい状態です。(でも意識がなくなってしまったりという状態ではありませんよ)
そこで予め相談して作っておいた肯定的な内容の暗示文を潜在意識に向けてダイレクトにメッセージするんです。
プレゼンが思った通りできた、逆上がりができるようになった、異性といてもドギマギしなくなったなど、うまくいったという事例は枚挙のいとまがありません。
なりたい自分や願望の引き寄せ。
これを自分でやるか、ヒプノセラピストとやるか、どちらでもいいのですが、せっかく頂いた人生、やらないという選択肢はありませんよね。
ではまた
潜在意識のメカニズム
ホラー映画って観たことありますよね。
怖い場面になるとゾクゾクっとしたり、手に汗かいたり、思いっきりカラダが反応しますよね。
でも映画ですから、よく考えると怖い人たち(例えばゾンビとか)も俳優さんなわけですよね、実際は。
そしてまた撮影現場には映画監督や照明スタッフ、メイクさんやカメラマンもいるはずです。
映画の中で起きていることをあたかも現実のように見せているのです。
誰もがそんなことは分かっているのに、その「作りものである映画」にカラダは反応してしまったのです。
何故なんでしょうね。
実はそれは映像が潜在意識に働きかけたことによって起きた反応なのです。
怖い映像が本物なのかニセモノ(映画)なのか潜在意識には区別がつかないので、見たもの全てをそのまま受け入れてしまい、
その結果、カラダが反応まで起こしてしてしまったのですね。
私たちの心には顕在意識と潜在意識があり、それを区分けしているフィルター(これを「判断のフィルター」などと言ったりしますが)
があります。通常はこのフィルターがあるため、見るもの聞くものは意識(顕在意識)の中で処理され判断されます。
しかし、ある状態になるとフィルターを通り抜けて外で起こっていることが潜在意識に直接働きかけやすくなるんです。
ある状態とは、いわゆる「催眠状態」になったときなのです。
じゃあ映画を観ることって催眠なのって思いますよね。
実はそうなんです。
映画を夢中になってみている状態は一種の催眠状態なのです。
映画観る時だけじゃないですよ。
電車の中で夢中で読書している時、降りるべき駅を通り過ぎてしまったことありませんか?
テレビを夢中で観ていたらこんな時間になっていた!という経験ありませんか?
高速道ををゆったり運転していて気づいたら目的地に意外と近かったなんてこと思い出しませんか?
これらは一種の催眠状態に入っていることなのです。
つまり催眠状態って私たちが日常的に体験していることなのです。
しかも一日何度も。
そしてそれが催眠状態とは意識せずにです。
これで催眠って聞くと、なんだか自分が知らず知らずのうちに誰かにコントロールされてしまうというイメージを持ってませんでした?
人からの命令に逆らえずに、何でも自分の意志に反してやってしまうなんてイメージ持ってませんでした?
本当は、人は催眠状態になっても、自分が催眠に入っているとはほとんど感じないものなのです。
とてもリラックスしてはいますが。
またの機会に私たちヒプノセラピスト(催眠療法士)がどのように催眠を活用するのかについてお話ししますね。
願望を詳細まで視覚化すると願いは叶う?
潜在意識に、自分が望むことをくっきりはっきり視覚化して焼き付ければ実現する、と言われています。
あのマーフィー博士も言ってることですが、一体これは本当なのでしょうか?
本当にこんなことがあるものなのでしょうか?
私は本当だと思っています。
というか実際に目の当たりにしています。
ヒプノセラピスト(催眠療法士)として、何人もの方の夢の実現をお手伝いする機会に恵まれていますが、
潜在意識の力を理解し活用している方の夢は叶うのです。
こういった体験を通じてこれが本当であると確信しています。
心の話しをする時、よくこの話しがでます。
「意志の力とイメージの力が勝負したらどちらが勝つか?」
最初に言ってしまうとイメージの力が勝つのです。
幅30センチの板の上を歩くことを想像して下さい。
床の上に置いた板なら幅30センチだろうと20センチだろうと、踏み外さず楽に歩けますよね。
ところが、それが高さ20メートルのところに掛けられた板だったどうでしょう。
あなたの心の中はどうなっているでしょう。
落ちないようにまっすぐ進もうという意志の力と、板を踏み外し20メートル下に落下してしまうイメージが葛藤するのです。
そして多くの人は落ちてしまうというイメージの力に負けてちゃんと歩けなくなりますよね。
これがイメージの力です。
イメージの力は我々が思っているよりアウトプットに対する影響力があるのです。
思ったことをありのままに、現実を非現実の区別なく受け入れる潜在意識。
そこに働きかけると、実現のために全力投球で頑張るです。
詳細にリアルにイメージすればする程よいのです。
そのイメージの仕方にはちょっとしたコツがありますが、道具もお金も要りません。
でもこんな簡単なことなら、もし上手くいかなくてもやってみる価値ありますよね。
Nothing to loseという気持ちでやってみて損はないですよね。
ではイメージするためのちょっとしたコツを後日ご紹介しますね。
良い習慣を身につけるには、人生の短さについて分かっておく
アロハ!
習慣に関する本は山ほど出版されていますね。どれがいいですか?と聞かれることがたまにあります。正直どれも「なるほど!」と思うことが多く、それぞれに面白い学びがあります。そういった著作の中からの学びと実際の習慣化への展開方法は後日紹介するとして、いつも思っている、そして言っていることがひとつだけあります。実は、その考え方を持っていることが良い習慣を身につける早道となるのです。
それは、「人生は(意外と)短い」という考え方です。これを感覚的に分かっておき、日常的に思い出すことです。ベースにその考えがあると「今やらなくても」とか「これをやってから」とか、本当に大事なことを後回しにすることが少なくなります。その結果、良い習慣が身に付きやすくなるのです。
その意味では、セネカ著『人生の短さについて』(浦谷計子訳)
は気づきを沢山与えてくれる素晴らしい一冊です。是非手元に置いて何度も読み返すことをお勧めします。著者のルキウス・アンナエウス・セネカという人は、古代ローマ帝国に生き、思想家でありながら政治の世界でも活躍し、その人生は波瀾万丈であったようです。『人生の短さについて』はパウリヌスという人物に宛てた手紙の形式で書かれたエッセイですが、時間の大切さをテーマにしています。その中で、私が一番好きなところは、
「ほぼ例外なくだれもが、
まさに生きようとしているそのときに
人生のほうから見放されたと気づくのです。」
という一文です。
誰でもみんな「自分(だけ)は永遠に生き続ける」と思っているように日頃生活をおくっているんですよね。勿論、ちょっと考えれば(というか考えなくても)そんなことは絶対にありえないことはみんな分かっているのに。そして人生のある時、ふとしたきっかけで(それは病気だったり、転勤だったり、親兄弟との死別かもしれません)、人生は永遠ではないと気づくのです。人生っていうと大げさかもしれませんが、いろんな日常的なことにあてはまります。
・今の自分と職場・学校との関係
・自分と家族・友人との関係
・自分と自分の財産との関係
・自分と自分が置かれているあらゆる外的環境
・今の自分と自分の心のあり方 など
これらはどれも永遠じゃないと気づくわけです。というか、当たり前だよねって改めて自覚するわけです。そして多くの場合、そういったことは人生において何度も起こるのですが、本当に危機感を伴って(「まじやばい!」という気持ちを伴って)心に再び登場した時には、もう遅いかも、ということになってしまうことが多いんですよね。このことを自覚し、今という時間を大切にしながら生きなさい、とセネカはみんなに伝えよとしたんだと思います。
昨年流行った『今でしょ!』って本当に大切です。ラテン語ではCarpe diem(カルペ・ディエム)、英語ではSeize the day(この人つかめ)なんて表現されています。人間って昔から、そしてどんな地域でも同じこと考えていたんですね。つまり真理ですよね、これって。
ということを頭と心の根本に入れて「良い習慣」に取り組むことはとても大事!というお話でした。
ではまた
Aloha!
よい習慣を身につけるってほんとに大事
アロハ!
世の中には「習慣」をテーマにした本が溢れているし、商売もある。よい習慣を身につけることはすごく大事だってことはみんな分かっているんだろう。でも、同時に身につけるのってとても難しいことも知っている。誰でも、やろうと決心したのに、途中で諦めたことは2つや3つじゃないはず。だから、三日坊主なんてことわざもあるほど。
でも本当に身につけたい習慣があるんなら、そしてその先にある未来の自分を手に入れたいのなら、どんなに難しくてもチャレンジする価値があるはず。マザー・テレサさんのこの言葉は有名だから知っているかもしれないけどほんと深い。大好きな言葉です。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
ちなみに、英語だとこんなふうに書かれているようです。(英語が先だろうけど)
Watch your thoughts; they become words.
Watch your words; they become actions.
Watch your actions; they become habits.
Watch your habits; they become character.
Watch your character; they become your destiny.
今日は旧正月で新月。新しいことをスタートするのにもってこいの日だそうです。今日からなにか新しいよい行動を習慣化しよう。
Aloha!